青寿会リハビリテーション部は、病院・介護の2つのグループに、リハビリテーション専門職である理学療法士21名、作業療法士11名、言語聴覚士3名(合計35名)が所属しています。(令和6年6月現在)病院グループは武久病院、介護グループは青寿会介護施設を担当し、各病棟や施設の役割に応じたリハビリテーションを展開しています。また個々人の疾患や症状に応じた標準的なリハビリテーションを提供できる体制の一環として、リハビリテーション部基本方針を設定して運営しております。
脳卒中などによって手足に麻痺のある方、骨折、肺炎や外科的手術によって身体機能が低下した方に対して、栄養や運動量を調整しながらリハビリテーションを行います。ご本人や家族が大切にされている主観を考えながら、専門性の高い医学的なリハビリテーション計画を立案・実践しています。(理学療法士6名、作業療法士4名、言語聴覚士1名)
急性期治療を経過した方、及び地域(自宅や施設)で生活している方を対象としています。自宅や施設退院に向けてトイレや歩行などの日常生活動作や階段昇降や屋外歩行などの応用動作能力向上を目指し、リハビリテーションを行います。(理学療法士2名、作業療法士2名、言語聴覚士1名)
パーキンソン病などの神経難病患者、脳梗塞後遺症などによる重度意識障害の方、脊髄損傷などの重度障害者など、長期療養が必要な方に対して、リハビリテーション部基本方針に基づいてリハビリテーションを行っています。出来る限り長く、現在の身体能力・ADL能力を維持していけるように、エンド・オブ・ライフケアの考えを大切に支援しています。(理学療法士1名、言語聴覚士1名)
急性期医療の治療後に継続して医療提供が必要な方、または病院での療養が継続して必要な方を中心にリハビリテーションを提供しています。「在宅復帰機能強化加算」を算定しており、在宅復帰目標の患者においては期限にとらわれず、在宅復帰を目指しています。また、個々のQOL・QODをしっかりと意識して支援を行っています。(理学療法士3名、言語聴覚士1名)
入所されている方全員に対して、自宅・自宅系施設などへの在宅復帰やその後の生活を意識したリハビリテーションを個別に提供しています。また、生活機能向上を目的に多職種により切れ目のないチームリハビリテーションを行い、早期の在宅復帰を実現できるよう支援しています。短期入所では、ご利用様の心身機能や生活機能に合わせたプログラムを提供しています。(理学療法士3名、作業療法士2名、言語聴覚士1名)
ご自宅で要支援・介護認定を受けて生活されている方々が、“本当はしてみたい”と思っている(例えば、コンサートやパチンコまたは映画に行くなど)趣味や関心の伴った生活ができるように、心身機能の向上による活動範囲の拡大を行い、皆様の地域社会への参加や介護予防につながるように、個を重視したリハビリテーションプログラムの立案に心掛けています。(理学療法士2名、作業療法士1名)
通院・通所が困難な方に対し、ご自宅にお伺いし、実際での生活場面でのご利用者様・ご家族様の「したい」を大切に「できる」へつなげるよう、それが安心安全に生活の中で出来るよう“健康寿命”を意識したリハビリテーションを実施します。合わせて、介助方法の指導、福祉用具の選定、住環境に応じた住宅改修の助言を行うことで、ご家族の“介護負担の軽減”にも配慮しています。(理学療法士2名、作業療法士1名)
長期にわたり療養が必要な要介護状態の方を対象に、心身機能低下の予防はもとより、人としての尊厳の保持や生活の質の維持・向上に対し重点を置き、活動や参加にも積極的に働きかけることの出来るようなリハビリテーションの展開を心がけています。(理学療法士2名、作業療法士1名、言語聴覚士1名)
長期的な療養が必要な要介護入所者に対し、リハビリテーションを行っています。「生活の場」であることを意識し、機能向上・維持に努めるとともに、重度化防止を図り、基本方針に基づいての個別リハビリや小集団リハビリに取り組んでいます。(理学療法士1名、作業療法士1名)
リハビリテーション部では専門資格以外の研鑽も大切にしています。
1.運動器専門理学療法士 (日本理学療法士協会) | 1名 |
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2.呼吸ケア指導士初級 (日本呼吸ケアリハビリテーション学会) | 1名 |
3.呼吸認定理学療法士 (日本理学療法士協会) | 1名 |
4.地域理学療法認定理学療法士 (日本理学療法士協会) | 1名 |
5.予防理学療法認定理学療法士 (日本理学療法士協会) | 1名 |
6.登録理学療法士 (日本理学療法士協会) | 9名 |
7.協会指定管理者(初級) (日本理学療法士協会) | 1名 |
8.協会指定管理者(上級) (日本理学療法士協会) | 2名 |
9.地域ケア会議推進リーダー (日本理学療法士協会) | 5名 |
10.介護予防推進リーダー (日本理学療法士協会) | 5名 |
11.フレイル対策推進マネージャー (日本理学療法士協会) | 8名 |
12.臨床実習指導者講習会修了(日本理学療法士協会) | 9名 |
13.臨床実習指導者講習会修了(日本作業療法士協会) | 11名 |
14.生活行為向上マネジメント研修修了(基礎)(日本作業療法士協会) | 8名 |
15.生活行為向上マネジメント研修修了(実践者)(日本作業療法士協会) | 2名 |
16.認知症アップデート修了 (日本作業療法士協会) | 7名 |
17.地域包括ケア推進コース修了 (日本言語聴覚士協会) | 1名 |
18.介護予防推進コース修了 (日本言語聴覚士協会) | 2名 |
19.呼吸療法認定士(3学会合同) | 2名 |
20.日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 (日本摂食嚥下リハビリテーション学会) | 1名 |
21.口腔・鼻腔・気切吸引研修修了(院内) | 25名 |
22.認知症ケア専門士 (日本認知症ケア学会) | 2名 |
23.認知症ケア准専門士 (日本認知症ケア学会) | 1名 |
24.認知症ライフパートナー2級 (日本認知症コミュニケーション協議会) | 2名 |
25.BLSヘルスケアプロバイダー (アメリカ心臓協会) | 2名 |
26. 糖尿病療養指導士(山口県) | 2名 |
27. 介護予防PT.OT.ST指導者養成研修修了(山口県) | 6名 |
28. ケアマネージャー(山口県) | 1名 |
29. 福祉住環境コーディネーター(2級)(福祉住環境コーディネーター協会) | 17名 |
30. Pfilates認定骨盤底筋群エクササイズトレーナー(ピラティスラボ) | 2名 |
31. 健康予防管理専門士(総合ケア推進協議会) | 1名 |
32. 認知症ケア指導管理士 初級(総合ケア推進協議会) | 1名 |
33. NASYU インソールベーシックマイスター(ネイシュー株式会社) | 1名 |
34. 筋膜リリースセラピスト(日本能力開発推進協会) | 1名 |
35. 関節トレーニングインストラクター(関節トレーニング協会) | 1名 |
36. JIMTEF災害医療研修ベーシックコース終了(国際医療技術財団) | 1名 |
令和6年6月10日現在