2022/03/08
令和3年度のフレイル予防教室は、地域住民10名の方に参加して頂きました。
前年度参加者においてサルコペニアや予備軍と判定された方が6名いました。その後のサポートも出来るように声掛けを行い5名の方々に再度参加して頂きました。前回の参加から運動習慣や食事内容を見つめ直して過ごされていたものの、コロナ禍のため運動機会が減ってしまっている方も少なくないようでした。「前回、参加していろいろな事を知ることができたため、今年度参加した」という声も聞かれました。
今期も、“理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリハビリテーション専門職”の職員が筋肉の量や運動機能、嚥下機能などを測定し、その結果から運動や食事などについて助言や指導を行いました。4ヶ月ごとの開催時には感染対策を十分に講じた上で、地域住民の皆様への健康に貢献できるよう、努めてまいります。
身体能力のチェック後、前回からの運動の取り組みや生活状況を踏まえて、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による助言・指導いたしました。
今回から新たに、食事内容を事前調査させていただき、それらを基に管理栄養士による個別の栄養指導が追加され、筋肉量を増やし筋力を増やす体作りには、元となる栄養を意識づけることが大切なのだと認識していただけた様子でした。また、管理栄養士が作成した調理レシピを参考にしていきたいとの意見もありました。写真は、栄養指導の様子とレシピの一部です。
初回から今回までの身体能力の変化も含めて確認し、理学療法士・作業療法士および言語聴覚士より運動の取り組みや嚥下に関する指導・助言を行いました。
併せて、ご自宅での食事の摂取品目のアンケート結果や調理状況などを基に、管理栄養士より栄養指導・助言を行いました。
2022年度のフレイル予防教室も無事に終了し、ご自身の身体能力や食事内容を知ることで、介護予防に対する現状や具体的な対策の重要性を再認識して頂けたようでした。
※なお教室は、毎回感染対策を講じたうえで実施しております。
2021年度(令和3年度)フレイル予防教室の修了式と講演を開催しました。講演には感染対策で制限した席数が、ほぼ埋まる多くの地域の皆様に来場して頂きました。講演テーマは「健康寿命を伸ばす 介護予防の理解を深める」で、教室の結果報告や介護予防の重要性について熱心に聴かれていました。
コロナ禍で活動が限られた生活様式を強いられている現状では、身体機能が低下しやすいことが分かっています。
令和4年度も地域の方々の介護予防に貢献できる活動として、青寿会はフレイル予防教室を開催していく予定ですので、ぜひ参加をご検討ください。
食品目数が多いほど測定項目は改善し、筋肉量や身体機能が向上していました。